【フルマジック】

 魔法カードのみで構成したバーン系デッキ。

構築

モンスター(0枚)

魔法(52枚)
幽獄の時計塔×2枚
迷える仔羊×3枚
魔力倹約術
魔法石の採掘×2枚
魔法吸収
妨害電波
鳳凰神の羽根
平和の使者×2枚
波動キャノン×2枚
地砕き×2枚
大逆転クイズ
終焉の焔×3枚
終焉のカウントダウン
自律行動ユニット×2枚
死者蘇生
死のマジック・ボックス×2枚
光の護封剣×2枚
強制転移
怨霊の湿地帯
遺言の仮面
暗黒の扉
悪夢の鉄檻×3枚
レベル制限B地区
ライトニング・ボルテックス×2枚
ブラック・ホール
ブラック・コア
ブラック・ガーデン
ハンマーシュート×2枚
デビルズ・サンクチュアリ
つまずき
スライム増殖炉
スケープ・ゴート
カップ・オブ・エース×2枚
カードトレーダー
エネミーコントローラー

罠(0枚)

メインカードと運用

《波動キャノン》
永続魔法
自分のメインフェイズ時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
このカードの発動後に経過した自分のスタンバイフェイズの数
×1000ポイントダメージを相手ライフに与える。

 【フルモンスター】や【ドローゴー】というような、特定の種類のカードのみ・あるいは中心で構成したデッキは数あれど、いわゆる【フルマジック】については、他のデッキほど言及されておらず、ネタ扱いされるであろう分類である。
 狙いとしては、《光の護封剣》や《悪夢の鉄檻》、《平和の使者》といったロック効果を持つカードでひたすら相手モンスターの攻撃を防ぎつつ、《波動キャノン》で大ダメージを与えて勝利、または《終焉のカウントダウン》による特殊勝利を狙うことになる。
 その他、相手モンスターを奪う《死者蘇生》、《強制転移》や《自律行動ユニット》、《エネミーコントローラー》で戦線を維持していくことになる。
 ネタ感こそ強いが、強固なロックを形成することができれば、まったく弱いデッキとも言い切ることができない。

   弱点としては、ロックを破られること、魔法カードの発動を無効にされること、相手が【フルバーン】であることなどが挙げられる。特に《マジック・キャンセラー》が出てくると、手も足も出せなくなる。【フルバーン】相手だと、バーンのスピードが追い付かず、あっという間にLPを0にされてしまう。
 また【フルマジック】という趣旨ゆえにシンクロモンスターが投入できず、相手のチューナーモンスターを奪ってもほとんど意味がない。
 そして何と言っても、手札の消費が異常なまでに早いことも弱点となる。フィールドに永続魔法が貯まりやすいため、全体除去をされると目も当てられない。特に2011年9月の禁止・制限改定以降は、《大嵐》の制限復帰、《サイクロン》の無制限化と、【フルマジック】に限らず、ロック系デッキ全般にとってかなり向かい風となる状況ではある。