心と写真とグラサン少女




心と写真とグラサン少女



>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>



「ねーねー、お母さん。これ見て!」
「んー? どれどれー?」

私は、娘のみちるが差し出してきたデジタルカメラを受け取り、みちるが撮影したと思われる写真のデータを見る。

「わぁ、よく撮れたねぇ。偉い偉い。」

みちるの頭を撫でてあげる。すると、みちるは満面の笑みを浮かべて、えへへー、とかわいらしく言う。
まだみちるは小学校に入学したばかりだというのに、既に写真家としての片鱗を見せ始めていた。
・・・親バカでは無い。私もこれでもフリーのカメラマンだ。写真のなんたるかぐらいは知っている。
仮に、親バカであることを差し引いたとしても、写真の光の調整具合や構成は、既にそこらのカメラマンと変わらないかもしれない。
やはり血筋がそうさせるのだろうか。

「今度はねー、あの桜の木を撮るんだー。」

みちるはそう言いながら、庭に植えてある桜の木を指差す。
満開の時期は過ぎてしまったが、少しずつ散っている桜も、また見ていて気持ちが良い。
この桜の木は、私のおじいちゃんがおばあちゃんと結婚したときに、記念として植えたらしい。
地元でも、この桜は特に綺麗に咲くと評判で、たまに近所の人たちがぜひお花見させてほしいと申し出てくるほどなのだ。

みちるは、私の手からデジタルカメラをひったくるように取り、桜の木の方へと走り出す。

「転ばないように気をつけてね。」
「大丈夫、大丈夫・・・わぁっ!?」

言わんこっちゃない。ザザッ、ダン!という音を立て、みちるは転んでしまった。
すぐに私はみちるに駆け寄る。

「気をつけないと危ないでしょう?」
「えへへ。」

みちるのすっかり汚れてしまった服を見て、あぁ、今日の洗濯は少しやっかいなことになりそうだな、なんて思ってしまう。
でも特に目立ったケガは無さそうでよかった。みちる自身が打たれ強い子であることも幸いした。

「あれっ、カメラは?」

みちるが、手に持っていたはずのデジタルカメラが見当たらない。
何かを両手で軽くにぎる素振りを見せながら、辺りをキョロキョロと見回すみちる。
すると、間もなく数メートル先にデジタルカメラが落ちているのを私が発見した。

「あちゃー。大丈夫かなぁ・・・。」

拾い上げて、電源をつけてみる・・・が、反応が無い。そもそもこういった精密機器は、衝撃に弱い。
一眼レフの高性能なカメラならまだしも、1万円で購入できるようなデジタルカメラは、良くて防水性能がついているぐらいだ。

「うーん・・・。」
「ねぇ・・・壊れちゃったの?」

みちるの顔を見ると、今にも泣き出しそうな表情を浮かべている。
転んだときはそんな表情を見せなかったのに・・・。本当に、みちるはカメラが大好きなのだろう。
しかしどうしたものか・・・。



「んー、どれどれ?」



そこで、誰かがそう言いながら、私の手から電源の入らなくなったデジタルカメラを取り上げた。
誰かと思って、ふっと顔を動かすと、そこには・・・。

「おばあちゃんっ!」
「あれ、お母さん。いつの間に。」

私の母、みちるのおばあちゃんに当たる人物、水原みつきが、そこに居た。
1メートルあるか無いかぐらいの背丈に、小柄でかわいらしい微笑を浮かべ、
いつも眼にはサングラス、頭には麦わら帽子をつけていることから、
この桜の木同様、かわいいおばあちゃんとして、近所の人たちからは慕われている。

「すぐ直るから、ちょっと待ってねぇ。」
「はーい。」

みちるの表情は、すぐに晴れに戻る。
みちるはかなりのおばあちゃんっ子で、生後間もないころから相当懐いていた。
カメラ好きも、元を辿れば私の母の影響によるところが大きい。

母が電池パックを何度か入れ替えている様子を、私とみちるは黙って見守る。
そして、母はパチンとフタを閉め、電源を入れる。すると・・・。
収納されていたレンズが飛び出してくる。電源がちゃんと元に戻ったのだ。

「はい、直った。」
「おばあちゃん、ありがとう!」

喜んで、デジタルカメラを受け取るみちる。

「これからは気をつけなきゃね。」
「うん!」

今度は転ばないように、しっかりと歩きながら、桜の木に向かっていくみちるを、私と母が見守る。
やがて、良い位置が決まったのか、みちるは器用にカメラの構え、散り始めている桜吹雪を撮りはじめた。



「・・・それで、良い写真は撮れたの? お母さん。」
「ん〜、まぁまぁってところだねぇ。見る?」

母は、肩に下げていた小さなバッグから、おそらく現像したばかりであろう新鮮な写真の束を取り出した。

「拝見します。」

1枚1枚、丁寧に写真を見ていく。
澄み切った青空にのびのびと一筋通る飛行機雲の写真や、小雨に当たりながらも負けじと花を広げる蒲公英の写真。
ある写真には静寂が潜んでいて、またある写真には躍動感があふれている。
どうやったらここまで多彩な写真が撮れるのだろう、と母の写真を見るたび、私は恍惚にも似たような感想を持つ。
しかし、いつも私が感想を言う度に、母は「まだまだ世界で一番素敵だと思える写真には届かない」とぼやいている。

私はその言葉の真意を聞こうと、いつだったか、どうしてそんな写真を撮りたいのかと尋ねたことがあった。
その頃は、まだ私は半人前にも満たないカメラマンだったから、今思えば、とんでもなく愚かな質問だったかもしれない・・・。
でも、母はそんな私を叱ることもなく、その理由を淡々と教えてくれた。

母の父、私の母方の祖父に当たる人物である、夕波まことが、遺書に残した言葉。
母の母、私の母方の祖母に当たる、夕波ひよりが、遺書に残した言葉。
それがいずれも、「世界一良いと思える写真を撮って欲しい」という言葉に一致していたと言うのだ。

明らかに範囲が広い。「世界一良い写真」とは、そもそも何だろうか。
世界一と呼べる写真が、この世に存在するのだろうか。私にはわからない。

そんな曖昧な目標に向かって、還暦を迎えたばかりの母は、今も写真を撮り続けている。



パシャッ



「へっ?」
「ん〜。なかなか良い表情。でももう少し、考え事してますよー、という雰囲気を出せたら、もっと良くなる。」

急に視界にフラッシュが飛び込んできて、私は驚いた。
いつの間にか、母に写真を撮られていたのだ。迂闊だった。
考え事をしていると、すぐに周りが見えなくなってしまうのは、母曰く、私の父親譲りらしい。

・・・まぁ、父親がどんな人物なのか、私はよく覚えていないのだけれど。

「・・・ねぇ、お母さん。お父さん、ってさ。私によく似て、考え事が多いタイプだった?」
「ん〜、そうねぇ。いっつも考え事してたかなぁ。食事の時も、写真を撮る時も、デートする時も。
 まぁそれはそれは常時頭フル回転でねぇ。私も何度か注意したけど、結局治らなかった・・・。」

母は、カメラのファインダーを覗きこむのをやめると、空を仰いだ。

「今頃・・・どこで何をしているかねぇ・・・。」



どこか寂しさが混じったような、そんな声で母は呟いた・・・。



>>>



バシャッと、目の前にある、大理石でできたお墓に水をかける。
お墓には「夕波家」という文字が刻まれている。
この墓には、私の両親だけが、仲良く入っている。駆け落ちで結婚したのだから、他に入る人が居ないのも仕方がない。
まぁ・・・逆に夫婦水入らずではあるだろう。私はたった今、水をかけたけれど。

「私は、還暦を迎えました。ですが、未だに世界で一番と思えるような写真を撮れていません・・・。
 どうすれば、そのような写真が撮れるのか・・・教えてください・・・。」

手を合わせ、故人を偲ぶ。

私は、迷っていた。
ここまで生きてきて、まだ託された遺言を達成できていない。
どうしたら良いのか、ほとんどわからなくなってしまっている。
今まで撮ってきた写真は、数知れない。屋敷の部屋の1つは、写真置き場になってしまっているほどに。

・・・私が迷った時、困った時、助けて欲しいと思った時、いつも不器用ながら手を差し伸べてくれた夫は、居ない。
死ぬはずは無い。あれだけ真っ直ぐに生きていた夫が、そう簡単に死ぬはずは無い。
最初に、夫の・・・水原月夜の姿を見失ってから、私はずっとそう思い続けてきた。
どこか遠いところを旅して、私が目指している遥かな目標を軽く達成できるような写真を、撮ってきてくれているのかもしれない。

そして30年経った今も、夫は帰ってきていない。

「お父さん・・・。お父さんは、月夜さんと1度だけ会っているんですよね。
 月夜さんは、今、いったいどこにいるのか・・・お父さんなら、わかりませんか?」

風に揺らいで木の葉同士がこすれ合うような、かすかな声色で呟く。
しかし、誰かが返事をしてくれるわけでもなく・・・。

「・・・それじゃあ、帰ります。」

小さな水汲み用の手桶を持って、私はお墓を去ろうとした。その時。



「えっ?」

私は、そんな声を上げた。墓地の出入り口に、よく知った顔の人物が立っていて、こちらを様子を伺っているのだ。
紺色を基調とした和服に身を包み、腰まで伸びた長い黒髪と整った顔立ちは大和撫子を思わせる美しさと言える。
・・・30年以上前の記憶が蘇る。あの時と、顔も姿もまったく変わらない・・・。

でも、そんなはずは無い。確かに”彼女”は死んだと・・・。

その女性は、何も言わず、墓場の外に出ていこうとする。

「ま、待って!」

すっかり衰えてしまった身体に何とか鞭を打って、”彼女”の後を、私は追いはじめた。



>>



途中で、”彼女”の姿を見失ってしまった。
いったいどこに消えてしまったのだろう。

しかも不思議なことに、見失った場所が、自宅の前で・・・。
元はと言えば、今私たちが暮らしている家は、”彼女”が所有していた屋敷だった。
それらを総合して考えると・・・。

”彼女”は私に何かを伝えようとしているのか。

「あれ、おばあちゃん、おかえりー。」

孫娘のみちるが、屋敷に通じる正門の前で立っていた。

「ねーねー、おばあちゃん。」
「ん、どうしたの?」
「ここにさぁ、キレイなお姉さん居なかった? 和服を着た。」

みちるがそんなことを言いだして、私は驚いた。
話を聞きだしてみると、みちるは庭で、時折やってくる鳥たちを写真に収めようと、鳥を追いまわしていたところ、
突然見知らぬ和服の若い女性が現れ、無言で手招きをして、ここまで誘導したというのだ。
ここに来たところで、その女性は、突然姿を消してしまい、みちるはとてもびっくりしたと言う。

「あれ? 2人ともどうしたの、こんなところで。」

そこへ、娘の七海が、買い物帰りなのかいくつかビニール袋をぶら下げた状態で現れた。
私が、事の顛末を七海に説明すると、七海は不思議なこともあるねと答えた。

「あ、見て見て、お母さん、おばあちゃん。」

みちるが、いきなりどこかを指差してそんなことを言った。
指を指した方向を見ると、綺麗な夕陽が、ちょうど彼方へ沈もうとしているところだった。

「キレイだねー。」
「ほんとだねぇ。」
「そうだ! ちょっと待ってて!」

何を思い立ったのか、みちるは屋敷の中へ駆けていく。
追いかけようかと思ったが、「待っててー!」と言われ、仕方なしにこの場に留まった。
数分もしないうちに、みちるは何かを持って戻ってきた。
がんばってみちるが持ってきているのは・・・カメラの三脚だ。

「んしょっ、よいしょ。」
「どうしたの? 三脚持ってきて。」
「良いからそこにおばあちゃんと並んでー!」

みちるに言われるがまま、私は七海と並んで立つ。
どうやら、夕陽をバックに写真を撮りたいらしい。

「よしっ!」

タイマーをセットしたのだろうか、三脚にカメラを固定したみちるは、こちら側に駆けてきた。
私と七海の前に、みちるが立ち、そして数秒後・・・。



パシャッ

シャッターが切られた。



>>>



家族3人で夕陽を背に映った写真。
その写真には、今まで私が写真に対して持ちえなかった、ある感情が、初めて芽生えたものがあった。

家族の大切さ。

私は、長い間、孤独だった。そして、どこかに温もりを求めていた。
母親を亡くし、父親を失い、新たな家族となった烏丸祐一郎公爵も消え、
いつしか私のなかで、本当に心の支えとなっている人が居なくなってしまっていた。
大海なぎさ・・・今は蒼谷ゆいと結婚し、蒼谷なぎさに変わっているが・・・彼女の存在もまた、私の心の支えになると思っていた。
しかし、私と彼女は親友ではあるが、家族には成り得なかった。

いろんな人と接し、ふれあう中で、それでも私は少しずつ、幸せを掴めるようになっていた。
でも・・・私の中には、家族の大切さ、家族との思い出が決定的に欠けていたのだ。
この写真を見た瞬間、それを理解し、そしてこの写真こそが、私にとって”世界で一番素敵な写真”なのかもしれないと思った。



そう思った最大の理由は・・・



私が世界で一番好きな人が、私たち3人の様子を伺うように、電柱の陰から顔を覗かせていたからだ。



------------------------------------------------------------



「やぁやぁ、相変わらず本探しに精が出るねぇ、ゼヴルド君。」

1冊、ライトノベルを読み終えたところで、この小さな本屋を営むリヴァイアという30歳前後の男が現れた。

この本屋は人がすれ違うことが難しいほど狭いながらも、天井まで積み上げられた圧倒的な蔵書量、集められた本のセンスが高く、
一部の”本の虫”にとっては、かなり著名な本屋となっていた。ゼヴルドも、この本屋の常連の1人だった。

そんな本屋の店主であるリヴァイアは、自慢の銀縁メガネのズレを直しながら、ゼヴルドの持っている本を見た。

「おー、良い本に目を付けたねぇ。『グラサン少女シリーズ』第3巻、『太陽と恋とグラサン少女』。名作だよ、名作。」
「読んでいて…結構おもしろいと思う部分があったので。」

うんうん、と頷きながら、満面の笑みを浮かべるリヴァイア。

「そうだろうそうだろう。」
「…ですが、筆者は0点。」
「あちゃー。そう言われちゃ、商売あがったりだよ。」

リヴァイアは、がっかりしたように肩を落とした。
この『グラサン少女シリーズ』、何を隠そう、筆者が店主のリヴァイアなのだ。
世間では進藤リヴァイアという名前のライトノベル作家で知られていた。

「まぁ、考えても見てくれよ、ゼヴルド君。私は本来、魔術書を専門に書く人間だ。
 ライトノベルは、お門違いなんだよ…『グラサン少女シリーズ』は、気分転換に書いた作品なんだ。」

その気分転換に書いた作品が、世間では何故か人気を呼び、売れてしまっていた。
本業が魔術書の作成、副業が本屋、さらに副々業がライトノベル作家なのだから、当然刊行ペースが遅い。
本人曰く、世の中に5万人はいるであろうファンたちは、新刊が出るのを今か今かと待ちわびている・・・らしい。



「確かに…あなたの作った魔術書は、もっとも100点に近いと思っている。何より使い勝手が良い。
 先日書いてくれた、炎熱操作の魔術書は、今まで読んできたどの魔術書よりもわかりやすかった。」

ゼヴルドは、着ている黒いマントの内側から、1冊の魔術書を取り出した。
どれほど雑に扱ったらそこまでなるのか、と尋ねたくなるほど、ボロボロになってしまっていた。

「できれば…今度は、もう少し頑丈な本をお願いしたい。」
「まったく、しょうがねぇなぁ。」

そう言って、リヴァイアは店の奥の方へ、左右に積み上げられた本を崩さないように注意しながら向かっていった。
数分して、リヴァイアは本を何冊か持って、ゼヴルドの方へ戻ってきた。

「この前頼まれた読心術の魔術書と、挑発の魔術書だ。どっちも先人がいるから二番煎じだけどよ、改心の出来だ。
 あとは、この本も持ってけ…今回はおまけつきだ。」

ゼヴルドに差し出された2冊の魔術書の他に、1冊、ライトノベルが付いて来た。
タイトルは『星の王子とグラサン少女』。先ほど読んでいた『グラサン少女シリーズ』の第1作に当たる。

「…これは別にいらない。」
「まぁそう言うなって。サイン入りだぞ、サイン入り。そのうちプレミアつくから。」

『星の王子とグラサン少女』の表紙をめくると、汚い字でリヴァイアと書かれていた。
サインと呼ぶより・・・古代の象形文字と呼んだ方が適切ではないかとゼヴルドは思った。

しかし、結局のところ、ゼヴルドは全ての本を受け取った。
あまりにもキラキラした眼差しを向けてくるリヴァイアに、根負けしたのだ。

「まぁ、また欲しい本があったら来い。ゼヴルド君みたいな客は、そうそう居ないからな。」
「あなたも随分と…物好きですよ。」

そう言い残して、ゼヴルドは本屋を後にした。



その数か月後、ゴッディアと名乗る異界の者たちが、この世界、Another Worldを突如攻撃し始めた。
魔術書・ライトノベル作家兼本屋経営者のリヴァイアは、ゴッディア軍の攻撃によって亡くなり、
人気作『グラサン少女シリーズ』は永遠に完結することが無くなってしまった。

リヴァイアが亡くなったことを知ったゼヴルドは、実に惜しい作家を失ってしまったと、心の中で想い続けた。



------------------------------------------------------------



グラサン少女シリーズ、本編、これにて完結です!
やったー! 終わったよぉおおおおおお。
約1年半で、無事ここまで作り上げることができました。本当によかったです。
最初はちょっとしたネタのつもりで書き始めたのですが、いつの間にか長編ストーリーになっていて一時はどうなることかと思いました。
スランプに堕ちる回数とか数えきれないぐらいあって・・・。うわーもうどうするんだよー、と。
でも山を越え、谷を越え、たどり着いた場所はまさにパラダイスでした。

元ネタとなったAnother worldの作者「Formula」様、かわいいひよりちゃんのイラストを描いてくださった「ノア」様、
そして応援してくれた皆様、本当にありがとうございました! 皆さんのおかげで完成できました。

と、いってもあと短編が1つ残っているのですけれど。



最後に、重大発表です。
グラサン少女シリーズ、本になって発売されます! たぶん!

現在企画段階ですが、完成すれば全4巻の長編小説になると思います。
表紙イラストには、先ほども名前を挙げましたが「ノア」様が描いてくださる、かもしれないので、ワクワクしています。
詳細については、決定次第、順次ブログやウェブページ「Legend world」の方に掲載していきますのでよろしくお願いします!



進藤リヴァイア