グラサン少女シリーズ外伝 〜僕と私と世界の呪い〜 3






〜3〜 【目覚める月】


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「この世界にも・・・こんな自然に満ちた土地があるんですね。」



僕は、少し声を潜めながら、そう言った。
僕の言葉に、隣にいる、黒いスーツを着た背の高い男・・・烏丸祐一郎が答える。

「あの赤煉瓦の建物の区間は、この世界のほんの一部だよ。
 実際のところ、こういった自然が残されている場所の方が多いね。」

改めて、草むらの陰から周囲を見回してみると、そこにはいくつもの高木が生えていた。
ここまでくる間も、草はうっそうと茂っており、前に進むのも一苦労したが、この先もまだそれは続いていた。

烏丸祐一郎は、周囲の安全を確かめると、真先に草むらから出て、先に進んだ。
後から、僕と、そしてもう一人、グローチェリアという【九神霊】の一人が続いて動いた。

「・・・人間のいる世界には、こういった自然は無いのかい?」

隣にいるグローチェリアが、微笑を浮かべながら尋ねてきた。
無いわけではないが、森林破壊が進んでいることを告げると、グローチェリアは少し残念そうな表情になる。

「2人とも、そこで止まってくれ。」

突然、前方を歩いていた烏丸祐一郎がそう言って、左手で、僕たちにその場に伏せるように指示した。
それに従い、伏せて息を潜める。

森に入ってから、僕たちは、この動きを度々繰り返してた。
この森に何がいるのかは僕にはわからないが、慎重に行動しなければいけないような相手がいることは確かだ。

草の擦れる音が周りを覆う中、どこからか何者かが会話をしているような声が聞こえてくる。
2人分の異なった声が聞こえるが、どちらも低い男の声のようだ。
徐々にこちらの方に近づいているようで、少しずつだが話し声がはっきり聞こえるようになる。

「ったく、めんどくさいことになったな。」
「本当だ。何でヴァンネルはあんなことを・・・」

ヴァンネル・・・確かにそう聞こえた。
【獣神霊ヴァンネル】。【九神霊】の傍観者的な立場に立つ、竜と人が合わさったような者だと、グローチェリアは言っていた。
僕たちは、そのヴァンネルが住むという小屋に向かっていたのだから、これはある意味好都合かもしれない。
もし、この話し声の主が、ヴァンネルとなんらかの関係を持っているとすれば、捕まえて人質にすることもできるからだ。

同じことを考えていたのだろうか、烏丸祐一郎とグローチェリアは互いに目で合図を出すと、
一斉に草むらから飛び出して、声の主たちの方へ向かいだした。

その奇襲は見事なもので、2・3回、鈍い音が聞こえたかと思うと、
「もう出てきても大丈夫だよ」というグローチェリアの声が聞こえて、僕も草むらから出た。

そこには、何か巨大なものを肩に背負っている烏丸祐一郎と、グローチェリア、
それに、これまた巨大な何かが、地面に倒れていた。

「・・・これが声の主ですか?」
「あぁ、そうだよ。竜人族さ。」

グローチェリアは、地面に倒れていた何かを起こす。
それは緑色の体を持った・・・竜のような、人のような・・・軽装の防具を身に着けた生き物だった。
顔は竜のように鼻先が尖っており、耳は顔の後方に鋭く2つついている。
気を失っているようで、目は閉じられているが、それでも十分に大きな目を持っていることがわかる。
背中には、グローチェリアのものとはまた違うが、1対の翼があり、確かにこれが人間ではないことを示している。

「結構、しっかりした装備を持っているところを見ると、どうもヴァンネルが従えている部下のようだ。」

烏丸祐一郎は、肩に担いだ何か・・・おそらく、これも同様に竜人族の者、を見ながら、冷静に言った。

「あぁ、しまったなぁ。ヴァンネルの部下だとわかっていれば、どっちかだけ気絶させておけば良かった。
 これじゃあ、こいつらが目覚めるまで話は聞けそうにないね。」

はたと気づいたように、グローチェリアはそう言う。
確かにこれでは、ヴァンネルの部下を無力化したものの、肝心の話を聞くこともできないうえ、
このまま彼等をここに放置しておけば、他の竜人が発見してしまい、一気に森の中の警戒が厳しくなる可能性もある。

「いえ・・・意外と気絶させてよかったのかもしれませんよ。」

僕は、烏丸祐一郎が担いでいた竜人族の者の腰にあった、拳サイズの筒のようなものを見つけ、そう言った。
僕の目線に2人も気づいたのか、その筒を見て、やれやれと首を左右に振る。

「まったく、信号弾ってか。少しでも隙があったら空に発射されていたなぁ。」
「でも、よくわかったね、これが信号弾だって。」
「形状からして・・・予想だったんですが、当たってました。こちらの世界でも、僕の思考力が通用しそうでよかったです。」

正直、この世界の原理が僕の想定をはるかに超えるものだとしたら、僕が単独行動を取ってしまうことは危険だ。
でもこれなら、万が一彼らが僕を守れなくなってしまっても、多少はなんとかなるかもしれない。
霊力は使えないが・・・僕には思考力がある。



と、そこで、突然強烈な殺気の籠った視線が僕の脳裏を打ち抜く。
グローチェリアたちも気づいたのか、態勢を低くし、臨戦状態に移る。
普通の殺気・・・ではない。獣・・・?

烏丸祐一郎が、肩に担いでいた竜人族の者をその場に乱暴に投げ捨てると、
無言で僕を手招きし、背後に隠れるよう指示したため、素直に従った。
スーツの黒い背中越しに、森の奥の方まで覗き込む。

「・・・ちっ、来るぞ! 左に避けろ!」

グローチェリアが叫ぶと同時、森の奥の方がわずかに白く光った気がした。
咄嗟のことに少し反応は遅れたが、なんとか烏丸祐一郎の背後にくっついてその場を離れる。

次の瞬間、



ズガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!



鼓膜を貫くような激しい破壊の音とともに、森の奥から無数の白い刃が飛んできた。
その刃たちは、巨大な木々を切り裂いてなぎ倒しながら、つい半秒前まで僕たちがいた場所に襲い掛かった。
もしグローチェリアが攻撃に気づかなければ。もし僕の反応があと少し遅れていたら。
刃に全身を切り裂かれていたかもしれない。

刃たちが通った跡には、切り株と倒された樹木だけが残されており、かなり先の方まで一直線に道を作っていた。
そして、その刃の発進源と思われる場所には・・・

先ほどの竜人族と同じような姿形をした、しかし彼らより何倍もの覇気を発しているような何者かが1人いた。

その相手の姿を確認したグローチェリアは、大きく溜息をつく。

「はぁ、参ったなぁ。まさかここで遭遇するとは思わなかった。」
「待ち伏せされていたな。ということは、さっきの2人が私たちに無力化されることも予測済みだったか。」

烏丸祐一郎がそう付け足したことで、僕は相手が知将であることを悟った。
念のため、2人に確認を取って見る。

「・・・仲間が気絶すると、それを探知して教えてくれる呪いでもあるってことですかね。」
「たぶんそうだろうねぇ。見たことは無いけど・・・でも・・・」

グローチェリアは途中で言葉を止め、先ほどからこちらを睨みつづけている竜人族の何者かを睨み返す。
すると、そいつの姿が一瞬で消えた。
何が起きたかと思った直後、グローチェリアのすぐ目の前に現れ、巨大な拳を振り上げた。

「くっ・・・あぁめんどくさいよっ!」

グローチェリアは何とか攻撃範囲から逃れるため、一歩下がり、受けの態勢を取って、
そのまま竜人族の何者かが放ってきた拳を受け止めようとする。

「ぐぁっ」

バシンッ!と強い音が森にこだまし、グローチェリアは数歩後ずさる。それだけでいかに強い力を持っているかがわかる。
威力を軽減するように、グローチェリアは工夫して拳を受け止めていたように見えたのにもかかわらず・・・。

「・・・反吐が出る。なんで俺はこんなことをしなければならない。」

そいつは、グローチェリアを上から目線で睨みつける。

「言え、【堕天使グローチェリア】。俺は何をすべきだ。」
「は・・・はは、何を言い出すかと思えば。」

グローチェリアは、左肩を右手で抱えていた。おそらく、たった一度の攻撃で左肩がまともに動かなくなってしまったのだろう。
烏丸祐一郎が、グローチェリアの前に出ようとするが、それをグローチェリアはわずかに動く左手だけで制した。
そして、半笑いでグローチェリアは言う。

「【獣神霊ヴァンネル】・・・君は、君の信じる道を行けばいいのさ。
 今はカロッサのやつに踊らされているんだろうけど、それが君の道でないことぐらいわかっているんだろう・・・?」

何の話をしているのかは、大体わかる。
かつては【九神霊】のなかで、頼れる同胞として接してきたグローチェリアとヴァンネル。
その間柄は、今は立場の違う陣営ということで離されてしまっているのだ。

「わからん。何が正しいのかも・・・何が間違っているのかも!」

ヴァンネルは、腰に下げていた巨大なサバイバルナイフのようなものを持ち、グローチェリアに斬りかかる。
その動作は1秒にも満たない。かなり戦闘慣れしている。

「くっ」

なんとか避けようとするグローチェリアだが、足にもダメージが回っていたのか、先ほどまでの軽やかな動きは取れていない。
このままではまともに攻撃を受けてしまいかねない・・・が。

ガキン!と言う、金属同士が当たる音がした。

2人の間に、烏丸祐一郎が割り込んできて、所持していたカール剣で、サバイバルナイフを受け止めたのだ。

「うぐぐ・・・」

細身な烏丸祐一郎が無理な体勢で受け止めたため、呻き声がわずかに上がった。
人間の2倍はあるんじゃないかと思えるようなヴァンネルの腕の筋肉が、さらに太くなる。
このままでは、烏丸祐一郎は・・・吹き飛ばされる。
その場から動けなくなってしまっているグローチェリアが、叫んだ。

「無茶をするな! 君の力ではヴァンネルには!」
「そんなこと解ってるよ・・・。」

ギリギリと押されている烏丸祐一郎がつぶやく。

「【獣神霊ヴァンネル】・・・竜人族最強の男。同時に竜人族の長にして、質実剛健で武の道を誇る戦士。
 そんなあなたが、どうして傍観派を抜け、過激派に入ったのか・・・。知っていますよ。」
「この状況で余計な口を叩くか、貴様。」

一段と、ヴァンネルが発している”気”が強くなった気がした。
これ以上近づこうものなら、気だけで殺されかねない。

「・・・カロッサに、竜人族の仲間を人質に捕られている。過激派を裏切ろうものなら、仲間は殺され・・・
 最後にはあなた自身も殺されてしまうだろう。」
「ぬぅ・・・貴様の知ったことでは無い!」

ヴァンネルはついに、その力を発揮し、烏丸祐一郎とその後ろにいたグローチェリアを吹き飛ばしてしまった。
飛ばされた2人は、なんとか受け身を取って木々への激突を避けたが、ダメージを負っていたグローチェリアの体はもうボロボロだった。

「かつて人間に仲間を奪われた、その恨み。晴らさなければ、怒りが収まらんのだ!」

ヴァンネルは轟音を上げる落雷のごとく叫び、僕の方を向いた。
その鋭い視線に、僕は立ちすくんでしまう。少しでも動けば、一瞬にして殺される気がする。

「まずは貴様からだ、人間。」

まずい、非常にまずい。
グローチェリアも、烏丸祐一郎も、すぐには動けない状態だ。
このままでは・・・。

「・・・死ね。」

一瞬ヴァンネルの体が霞んだかと思うと、次に眼の前にヴァンネルが突然現れる。
巨体にも関わらず、動きが素早い・・・。逃げても無駄か・・・。
サバイバルナイフを、僕の胸に突き刺そうとしてくる。余計な動作の無い、殺しの動きだ。

こんなところで・・・死ぬのか。



【愛する者を、強く想え。】



・・・どこからか、そんな言葉が聞こえた気がして・・・



愛する者・・・愛する者・・・



夕波、みつき・・・



ドスッ



鈍い音が、僕の体から聞こえた。
あぁ・・・刺されたか。なんだか、腹部が急激に熱くなってきた・・・。



「な、なんだとっ!?」



そう思った直後、ヴァンネルが驚いたような口調でそう言った。
出来れば、自分の血とか見たくはなかったのだが、ヴァンネルがあまりにも驚いた表情をして、僕の腹部を見るので、
何かと思って、恐る恐る、視線を落とした。

やはり、僕の腹部にはサバイバルナイフが突立てられている。
いるのだが・・・。

刺された部分、刺したサバイバルナイフ、そしてそのサバイバルナイフを握っているヴァンネルの腕に、
光り輝く魔法陣のようなものが、次々と出現している。

「ぬぅん!」

ヴァンネルは、思わず刺さった状態のサバイバルナイフを僕の腹部から抜く。
しかし・・・刺されたところから・・・血は出てこない。刺し傷はあるのに。

「き、貴様、何者だ・・・うぐぅ・・・」

何歩か僕から後ずさりしたヴァンネルは、魔法陣のようなものを、空いている手で払いのける。
腕にあった魔法陣のようなものを消したところで、何も対処していなかったサバイバルナイフが塵となって消滅する。

「いったい、これは・・・」
「貴様、ただの人間では無いな? いったい何の呪いを身に宿している?」
「・・・そんなの僕自身が知りたいですよ。」

サバイバルナイフで刺されたにもかかわらず、傷跡だけ残り、ダメージがまったくない。
それどころか、刺したサバイバルナイフが、突如出現した魔法陣のようなもので消滅。
普通では、絶対にありえない・・・。まさか、僕の中にいるレニオルの仕業だろうか。

「・・・今のを、見ただろう? ヴァンネル。」

そこへ、烏丸祐一郎に肩を担がれたグローチェリアが、僕の方へゆっくりとやってきて、そう言った。

「これが【烏丸家の呪い】・・・いや、【はじまりの魔法】の力だよ。」
「なんだと・・・グローチェリア、今、お前は・・・」

グローチェリアは、【烏丸家の呪い】を【はじまりの魔法】と言いなおした。
【はじまりの魔法】・・・なんだろう、それは。 

「この青年、水原月夜は、紛れも無く身体の中に【はじまりの魔法】を宿しているんだ。」
「・・・それじゃあ、既に、人間たちの世界では、呪いが動き始めているというのか?」
「そういうことだ。」

ヴァンネルとグローチェリアの会話の間、僕は考える。【はじまりの魔法】というキーワードについて。
このヴァンネルの態度から見て、おそらく僕のなかにある【烏丸家の呪い】は、予想外のものだったのだろう。
何故グローチェリアは言葉を言い直したか・・・それは解らないが・・・。

そういえば、右京こまちは言っていた。
僕のなかに入っている【烏丸家の呪い】と、夕波みつきに入っている【烏丸家の呪い】は微妙に異なる・・・と。
それと・・・何か関係があるのだろうか。

「ヴァンネル・・・よく聞いてくれ。過激派のやつらは、この呪いを使って、人間を滅ぼそうと画策している。
 だが、今見たように、呪いの影響は人間だけに留まらない。【九神霊】である私たちにも、例外なく効果を及ぼすんだ。
 効果を受けないとすれば・・・それはこの呪いを作った過激派のやつらだけだ。
 過激派のやつらは、人間だけでなく、邪魔者と考えられている私たちも消すつもりだ。」
「・・・ふんっ、何を言い出すかと思えば。ならば、過激派に加わるまでだ。」

ヴァンネルは、笑みをこぼす。口の間から漏れた鋭い歯が輝く。

「本当に、本当にお前はそれで良いと思っているのか?」
「何が言いたい。」
「・・・既に仲間の大半を、あの【呪曹カロッサ】に殺されていながら、お前は何も言わずに従うのか!?」

グローチェリアは、叫ぶように言った。
・・・仲間を殺されている・・・? さっきは、人質に捕られていると言っていたような気がするのだけれど・・・。

「知っていたのか。」

それまで戦闘体勢を保ち続けていたヴァンネルが、突然構えを解き、すぐ傍にあった切り株に座った。

「前に烏丸君から聞いたさ。もちろん、お前はそれをカロッサに悟られないようにしていたことも、ここでお前を最初に見た瞬間に解った。
 ・・・過激派に属していれば、少なくとも自分は狙われないだろう、と思っていたんだろうけど。
 でも既に竜人族の多く住む里は、すべて滅ぼされている。それでもなお、お前はなんでカロッサに従うんだ。」
「さぁな・・・」

ヴァンネルが、何故仲間を殺した相手に従っているのか、なんだかわかった気がして、僕は口を開いた。

「・・・誰かを、待っていたんじゃないですか?」
「何?」
「『俺は何をすべきだ』・・・あなたは最初にグローチェリアさんに対してそう言ってました。
 あなたは、自分が進むべき道を教えてくれる人を、待っていたんじゃないですか?
 ・・・そう、例えば、かつての同胞であったグローチェリアさんを。」

僕のその言葉に、ヴァンネルは思いっきり僕を睨んできたが、数秒して、突然大声で笑いだした。

「・・・わははははは! 何を言うかと思ったら、生ぬるい言葉を。ふざけるな、人間。貴様らとは違う。」
「いえ、同じです。たとえ違う生き物だとしても、そこは変わらない。仲間を重んじる精神を、あなたはお持ちだ。
 烏丸祐一郎さんとグローチェリアさんが無力化した、あなたの数少ない2人の仲間・・・。
 あなたがここに現れたとき、まっさきにその2人の無事を眼で確認していたのを、僕は見ていました。」
「・・・」

ヴァンネルは、顔を俯けて、黙ってしまった。
その様子を見たグローチェリアが言う。

「ヴァンネル。かつての同胞として・・・仲間として、一緒に戦ってほしい。
 人間のために戦ってほしい、とはあえて言わない。ただ、お前は、お前が失った仲間たちのために戦ってほしい。」
「・・・」
「私からもお願いしたい。【獣神霊ヴァンネル】、あなたが居れば、過激派の【九神霊】にもより対処できるようになる。」

ヴァンネルは・・・

「俺の進むべき道は、それで良いのか?」
「・・・あぁ!」

座っていた切り株から立ち上がる。



「行くぞ。俺の小屋へ。」



その時のヴァンネルの眼は、今までにないほどの、武人としての気迫に満ちたものだった・・・。



続く



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グラサン少女シリーズ外伝、僕と私と世界の呪い、異界編の中編です。
本当は、中編じゃなくて後編になる予定でした。それがまさかこんなに長くなるなんてね。予想外だったね!
ヴァンネルが仲間に加わり、いよいよ右京こまちの救出へ。たぶんそれを書くだけで3話使ってしまう感じです。

なんとか7月中に書き終わらせようとしていたのですが、就職活動やら大学の定期試験&レポートやらで遅れてしまいました。
とりあえず就職活動は安定期に入ることができたので、今後はもう少し執筆に力を入れていきたいと思います。

次回は、本編の「はじまりの魔法とグラサン少女」を追加する予定です。
8月下旬か、もしくは9月頃になると思いますのでよろしくお願いします。


進藤リヴァイア